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湯村『神輿』のぶちかまし

湯村『神輿』のぶちかまし

名称 湯村『神輿』のぶちかまし
ところ 新温泉町湯 八幡神社 湯区内
文化財指定
開催日 9月15日
保存会名称
連絡先
詳細  湯村『神輿』のぶちかましは、神功皇后・応神天皇が祭られている「八幡神社」の祭礼で、明治25年以降に始まったとされています。 この八幡神社の神輿は、もとは香住区一日市(旧城崎郡香住町一日市)にある八坂神社の神輿でしたが、明治15年新調されたため、以前の神輿の輿入れ先を探しておられたのを、湯村の旅館経営者・長氏の仲立ちで明治25年に譲り受けたとの事です。昭和34、5年ころまでは青年団が中心となり行事が行われていましたが、現在は祭りの為に区内の消防団員と青年有志で結成される「八幡会」が主催し、氏子をはじめ区内で働く若者も参加して祭りを盛り上げています。八幡神社の祭礼は、聖母であり武芸の神として祀られる神功皇后、その子、応神天皇が祭られていることから勇ましく、賑やかな祭りとなるよう神輿と真榊が激しく、ぶつかり合うところが見どころです。

日本書紀によれば、八幡宮の祭神・神功皇后は第14代仲哀天皇の皇后で、仲哀天皇8年,天皇の熊襲(くまそ)征伐に従い筑紫に赴いたが天皇が急死。翌年、お腹に子ども(後の応神天皇)を妊娠したまま皇后自ら兵を率いて新羅を征伐し、百済、高句麗をも帰服させ、帰国後、応神天皇を出産、そのことから聖母であり武芸の神として祀られています。