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諸寄 精霊船流し

名称 諸寄 精霊船流し
ところ 新温泉町(浜坂町)諸寄海岸(砂浜)
文化財指定
開催日 8月15日
保存会名称 諸寄盆舟の会
連絡先
詳細 年中行事で盆に行われています。
盆行事は、室町時代以降、中国伝来の「盂蘭盆会」と結合し仏教色が濃厚になったが、その背後には我が国の民間信仰に基づく精霊を迎え、祭り、送ると言う魂祭り(精霊祭)の痕跡を種々の形で含んでおり、様々な習俗となって現代社会に残存しています。
盆は先祖の霊である精霊を墓や山・海などから家々の祭壇(精霊棚)に迎えて供物をあげ、精霊を慰め、祭祀したのちに、山や川へ送る行事です。
盆の期間中に慰めた精霊を川や渚に祭壇(施餓鬼)を作り、精霊を送る「仏送り」の行事が15日から16日にかけて行われます。
この仏送りは「精霊送り」「精霊流し」ともいい盆行事のフィナーレです。
諸寄では初盆の家だけでなく、区民の協力、理解のもと区民の祖先霊と共に「精霊船」を仕立てて初盆の家と共に仏送りをする風習となっています。(他に浜坂、居組でも初盆の家で「精霊船」を仕立て、仏送りが行われています。)